日時:2011年3月23日(水) P.M.7:00開塾
場所:銀座 くのや Text by nn まだまだ寒さの残る3月。女性クラスのお稽古、今回は地唄舞。銀座くのやの一角で、先生による叱咤激励の中、体の芯から暖まる熱気のこもったお稽古が行われました。 講師は、葛流(かつらりゅう)家元の葛タカ女先生。日本舞踊 藤間流の名取から、地唄舞 神崎流へ、そして約10年前に自ら新しい流儀 葛流を興された方です。 葛タカ女先生 先生は、楚々とした立ち振る舞いの中に、どっしりとした芯を感じさせ、さらに心地の良いカラッとした熱さも併せ持つ素敵な女性です。そんな先生を慕っている生徒の方々も非常に多いかと思います。今回は、有り難くも和塾の講師としてお稽古を。先生がもっている、強さ、美しさ、艶っぽさは何処から来ているのか。それを知ることができたお稽古でした。 つづきを読む #
by wajuku-sewanin
| 2011-04-01 18:25
| お稽古
「和塾」は、和文化の確かな継承と発展のために、設立されたNPO法人です。
多様な日本文化の学びの場として、本物の和の文化・芸術に触れ・学ぶことのできる機会を幅広く提供しています。活動の多くは、ボランティアの方々のご協力をもとに成り立っています。日本の文化や芸術に興味関心のある方、和塾の主旨に賛同される方のご参加をお待ちしております。 --------------------------------------------------------------------------- 応募職種 事務局ボランティア 週に1-2日、3-4時間ほど事務局へお越しいただき、 事務作業のお手伝いをお願いします。 内容:郵便物封入、宛名書き等の発送作業 データ入力 資料の整理 イベント準備のための資料、ツール作成 --------------------------------------------------------------------------- 応募資格 性別:どちらでも可 年齢:年齢問わず来局が可能な方 条件:WORD、EXCEL、メールソフトの操作ができる方 --------------------------------------------------------------------------- 履歴書を提出いただきます。メールでの応募も可能です。 履歴書を郵送されるの場合は、下記和塾事務局までお送りください。 各担当者と書類選考の上、選考通過の場合のみ、面接のご連絡を差し上げます。 ※応募書類は返却いたしません。 勤務先 和塾事務局 東京都中央区銀座4-13-8 ソフィアスクエア銀座805 お問合せ先 特定非営利活動法人和塾 TEL: 03-3549-0109 / FAX: 03-3549-0108 MAIL: entry@wajuku.jp #
by wajuku-sewanin
| 2011-03-09 21:41
| お知らせ【和塾】
3月19日に瓢亭の「お花見弁当をつくる」から始まる新しい講座、和樂文化塾。
小学館の雑誌『和樂』と和塾、共催の新講座です。 一流の職人やアーティストの技を実際に見て、直にお話を聞き、 直接手ほどき頂けてしまうという贅沢なお稽古シリーズ。 「和文化各界での最高峰を師として招く」それが和樂文化塾です。 今回のご紹介は、 人間国宝 室瀬和美先生による「漆と蒔絵」のお講座。 室瀬和美先生 お椀や酒器など、原型となる素材の表面に漆で文様を描き、それが乾く前に、金や銀の粉を蒔き、さらに磨き上げて、美しくしつらえるもの。それが漆工芸の蒔絵です。 かつて、日本が鎖国に入る前、この地を訪れた多くの宣教師たちは、この独自の技術に驚嘆し、始めは祭儀具としてヨーロッパに紹介しました。 艶やかな漆黒の中に繊細で華麗な金銀の文様が彩られたこの蒔絵。 彼らにとって新鮮で独特であったその美しさ。魅了された人々は、これを「japan」と呼び、非常な高値で取引されていました。 蒔絵螺硯箱「椿」 室瀬先生は、その日本の美を受け継ぐ数少ない工芸家です。 多くの創作だけではなく、歴史ある文化財の修繕も行い、日本の美の保存、 また漆=日本の美を伝えるべく、海外での出展も積極的に行っています。 2008年には、漆芸蒔絵の人間国宝に認定され、紫綬褒章を受賞されました。 蒔絵による最高峰とは、すなわち日本の美の最高峰でもあります。 そしてそれはまた、世界の最高峰でもある。 その室瀬和美先生に日本の美を学ぶことができる。 それが今回のお講座です。 ちなみに、先生は笑顔が素敵で、とても柔らかい雰囲気をもった方です。 当日は、先生の講話と新ばし 金田中でのお食事、先生の作品の鑑賞。 さらには、室瀬先生とともに、実際に漆で描き、そのうえに金粉を蒔き小さな作品をつくるという体験もいたします。 できた作品は、先生のもとで乾かされ、研磨されて、20日〜30日程で、ご参加頂いた皆様へ差し上げます。 蒔絵螺鈿棚「秋桜」 室瀬先生の作品も数点、お持ち頂きます。 販売可能なものも数点お持ち頂く予定です。 今回もなんとも贅沢なお講座です。 またとない体験、是非お越し下さい。 蒔絵螺鈿八稜箱「彩光」 ************************************************** 和樂文化塾 人間国宝 室瀬和美「漆をまなぶ」 日時:平成二十三年五月十五日(日) 十二時〜十五時半 場所:新ばし 金田中 講師:漆芸蒔絵 重要無形文化財 室瀬和美 参加費:28,000円(金田中のお食事付) ★受講希望の方は、以下まで事前にご連絡ください。 →フリーダイヤル:0120-22-4474(平日11:00〜17:00) →メール:entry@warakujuku.jp →FAX:03-3549-0108 ※メール、FAXの場合は、お名前とご住所、電話番号、年齢、ご職業をご明記ください。 ************************************************** 室瀬和美(むろせかずみ) 漆芸蒔絵 重要無形文化財保持者 1950年 東京生まれ 1970年 東京芸術大学入学 1973年 安宅賞受賞 1975年第22回日本伝統工芸展初入選(以後20回) 1976年 東京芸術大学大学院終了 1980年 東京国立博物館にて漆工品保存修復に従事(~1988) 1991年目白漆芸文化財研究所開設 1993年 欧米各国で在外漆工品保存実態調査を行う 1996年 ドレスデン民俗博物館において漆工品修復を行う 1999年 漆芸修復国際会議にて講演(ミュンヘン) 2000年 金刀比羅宮本殿拝殿格天井「桜樹木地蒔絵」制作(-2004年) 蒔絵螺鈿八稜箱「彩光」が東京都知事賞受賞 2002年 蒔絵螺鈿八稜箱「彩華」が第49回日本伝統工芸展にて奨励賞受賞 2007年 日本芸術振興賞受賞 2008年 重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)認定 現在、 社団法人 日本工芸会理事 日本文化財漆協会常任理事 漆工史学会理事 日本伝統工芸展 特待鑑査委員 日本伝統工芸展、日本伝統漆芸展、伝統工芸新作展の鑑査委員歴任 永青文庫評議委員 著書 「漆の文化―受け継がれる日本の美」(角川選書) 関連HP Urushi Kazumi Murose ※ご応募の締切は3月25日(金) ※参加希望者多数の場合、抽選となります。当選は通知の発送をもって代えさせていただきます。 #
by wajuku-sewanin
| 2011-03-08 23:20
| お知らせ【和塾】
この度、新しいお稽古シリーズ「和樂文化塾」が開講いたします。
来月の19日から。小学館『和樂』と和塾の共催です。 一流の職人やアーティストの技を実際に見て、直にお話を聞き、 直接手ほどき頂けてしまうという贅沢なお稽古シリーズです。 「和文化各界での最高峰を師として招く」それが文化塾です。 その第一回目は、 京都瓢亭主人 高橋英一「お花見弁当をつくる」 今回は、そのご紹介を。 谷崎潤一郎の『細雪』。 上流大阪人の生活を描いたこの作品の中に、主人公の四姉妹が、瓢亭で昼食をとってから、平安神宮の紅枝垂桜を見に行くというシーンが出てきます。 お花見の季節。京都の春について、瓢亭主人の高橋英一氏はこう述べます。 「京都の春は、『都踊り』を始め、各花街の踊りで華やかに幕を開けます。四季の行楽の中でも、お花見の気分は他の季節にない開放的な格別の楽しさがある。」 そのような独特の明るく華やかな気分のなか、瓢亭で春の食を楽しんだ後、絢爛豪華な花見を楽しむというのが、なんともよろしい。それが上流の楽しみ方でした。 春らしい器、食材、盛りつけ。桜の咲き具合や花見の時間帯。夜桜なのか、お昼の茶会なのか。花見の季節だからこそできる華やかな組み合わせ、など。お花見弁当ひとつから、作り手の様々な思慮が見え隠れする。 「イメージして準備した料理が器に気持ちよく納まり、全部が一体となって華やいでくると嬉しくて、ああこれが料理をする醍醐味やなと感じます」と高橋氏は言います。 約400年にもわたり、四季や気分を感じながら様々な工夫を積み重ねてきた日本屈指の料亭「瓢亭」。そのお花見弁当を学ぶことは、そのままその背後にある日本料理が持つ楽しさと奥深さ、おもてなしの心を知ることに繋がる。400年も生きている人はいません。ただ、その間に積み重なったエッセンスを学ぶことはできます。レシピの、その奥にある和文化の真髄に触れてみませんか。今回は、そんな贅沢な講座です。 平安神宮の紅枝垂桜 ************************************************** 和樂文化塾 瓢亭主人 高橋英一「お花見弁当をつくる」 日時:平成二十三年三月十九日(土)/ 二十日(日) 十一時〜十四時 場所:京都 南禅寺畔 瓢亭 講師:瓢亭十四代当主 高橋英一 参加費:45,000円(瓢亭での実食付) ★受講希望の方は、以下まで事前にご連絡ください。 →フリーダイヤル:0120-22-4474(平日11:00〜17:00) →メール:entry@warakujuku.jp →FAX:03-3549-0108 ※メール、FAXの場合は、お名前とご住所、電話番号、年齢、ご職業をご明記ください。 ************************************************** 高橋英一(たかはしえいいち) 南禅寺・瓢亭十四代当主 1939年京都生まれ。 同志社大学卒業。 1964年瓢亭勤務。 1967年瓢亭 十四代を継承。 1992年京都府優秀技能者表彰受賞。 2006年京都府文化賞功労賞受賞 。 2007年厚生労働大臣卓越技能者表彰受賞。 2009年第六回裏千家茶道文化振興賞受賞。 2010年ミシュランガイド京都・大阪2010にて三ツ星を獲得。 京都料理組合組合長、日本料理アカデミー会長。 主な著書 「懐石入門」(柴田書店) 「瓢亭−四季の料理と器」(柴田書店) 「京都・瓢亭−懐石の器とこころ」(世界文化社) 「瓢亭の点心入門」(淡交社) 「旬の器−もてなしの美学」(淡交社) 関連HP 京都南禅寺畔-瓢亭 ※ご応募の締切は2月28日(月) ※参加希望者多数の場合、抽選となります。当選は通知の発送をもって代えさせていただきます。 #
by wajuku-sewanin
| 2011-02-12 14:58
| お知らせ【和塾】
日時:2011年2月8日(火) P.M.7:00開塾
場所:白金アートコンプレックス ロンドンギャラリー Text by kuroinu 春三月。テレビのニュースに必ず登場するのが「東大寺二月堂のお水取り」です。お寺の欄干を何本もの松明(たいまつ)が火の粉を飛ばしながら動く、あれ。見たことありますね。毎年必ず放映中。・・・でも、アレはいったい何なのか。多忙なる現代人のみなさまには、気にする気配がありません。 第八十三回めの和塾は、それをちょっと気にしてみました。あの「火の粉がワラワラ」な行事=東大寺二月堂のお水取りを学びます。 お越しいただいたのは、奈良国立博物館学芸部長の西山厚先生。久しぶりの公開講座。会場のロンドンギャラリー白金が満席になる素晴らしいお稽古会でしたよ。 西山厚生生 3月12日、数万人の人々が見上げる中、全部で11本の籠松明が二月堂の縁を走ります。この光景こそ「東大寺お水取り」のメインイベント、だと思っている人、多いはずです。ところが、この松明はお水取りの本質ではない。人々は用済みの松明に歓声を上げているというのです。 そりゃいったい、ど〜ゆ〜ことなんでしょう? つづきを読む #
by wajuku-sewanin
| 2011-02-08 19:00
| お稽古
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